組織力向上に結びつく人材育成に「TOP FARMERS」を活用!

「TOP FARMERS」導入ポイント

トップリバーではG-GAPの導入など、農業を進めていく上での必要な業務を予め整備していたため、比較的にスムーズに導入することができた。
今後は販売の整備などを行い、営農活動全般を支援する仕組みとして活用する計画

導入概要

会社名有限会社トップリバー
導入年2020年
ジャンル露地野菜
地域長野
生産品目レタス、キャベツ
栽培規模露地40ha
従業員数50名(うちパート○○名)
導入した業務事業戦略策定
生産マネジメント
栽培技術
従業員教育
経営者

iCDによる自己診断を実施することにより、自己理解と成長へのモチベーションにつながっている。
社員に座学研修を行っているが研修前にiCDを実施することにより、生産計画やリスクマネージメント教育実施の意図が伝わり、理解度が向上した。年次教育の目標値として、診断レベルを利用することで、独立に向けた明確なキャリアパスを示すことができるようになった。
経営面では「名もなき業務」の明確化により、業務引継ぎ等の効率化が期待でき、社員が独立を目指していく中で、現場での農作業だけではなく、経営への意識を持つようになった。

従業員1

自分が入社した頃は、こうした自己診断表がなく、目の前の仕事をするのみだった。一覧になったタスクを見て、こういう流れがあるのか、これだけの作業があるのかということをおおまかに理解できた。自己診断してみて「人に教えるところまでいっていない」と気づかされたタスクがあった。そのタスクについては後日、トップリバーの顧問の指導を受けたり、すでに独立した先輩に聞いたりした。
農場長として、傘下にいる研修生の自己診断表を確認してみたが、本人と自分の評価が異なる部分があった。そうしたギャップがあることをiCDを活用することにより知ることができた。自分も独立と同時に、3~4人を雇用して始めるつもりだが、経営側と雇用される側の意識の違いがあることを知った上で、丁寧に指導していきたい。(27歳。入社5年目。農場長)

従業員2

トップリバーに入社して初めて農業を経験している。それまで農業は「経験」「感覚」の世界だと思っていた。自己診断ツールを使ってみて、業務が体系化されていることに良い意味で驚いた。
私自身は「露地栽培」と「生産マネージメント」という大分類に含まれるタスクの自己診断をした。iCDには他にも「事業戦略策定」や「営業」「総務・人事・経理」という項目がある。これを見て、独立後に営業や経理などの業務にも目を配らないといけないと改めて気づいた。 
数年後に独立する計画だが、初めから人を雇って始めるつもりだ。農業の経験がない人を雇った場合、タスクを見てもらい「こういう流れで仕事が進んでいく」「あなたにはこの部分の仕事をやってもらう」といった説明のしやすさはあると思う。(33歳。入社1年目)